狭山不動尊
June 14 '19
 ところざわのゆり園を出た後に、ふと見ると狭山不動尊の案内標識が目に入り早速、訪ねてみました。この狭山不動尊は天台宗別格本山の寺院で、山号は狭山山、寺号は不動寺と言います。埼玉西武ライオンズが必勝祈願を行う寺として知られており、1975年(昭和50年)に西武グループが各地のプリンスホテルを開発する際に、芝増上寺をはじめとする各地の文化財をこの地に集め、当時のオーナーであった堤義明と親しかった寛永寺の助力により、天台宗別格本山として建立されたお寺だという。ですから、今まで知る通常のお寺ではなく、国内各地から集められた貴重な建築物や文化財を寄せ集めしたお寺といえるでしょう。国の重文である勅額門と御成門を見落として帰ったのは残念でした。

狭山不動尊総門・・・長州藩毛利家の江戸屋敷にあったもの

本堂・・・埼玉西武ライオンズが必勝祈願を行う寺として知られる

第一多宝塔・・・高槻市にある神社から移築されたもの、1555年の建立

弁天堂・・・彦根市にある清涼寺にあったもの、17世紀後半頃の建立

鐘楼

羅漢堂山門

大黒堂

第二多宝塔・・・室町時代中期(1435年)建立、加東市の寺から移築された

康信寺

桜井門・・・奈良県の桜井寺にあった門

羅漢堂・・・唐金灯籠も並ぶ

丁字門(国の重文)・・・徳川秀忠の正室お江の方の墓所の通用門として1632年に建立
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