ある夏の赤城山
Aug. 21 '05
 夏の暑さもまだまだ続く盆休みの1週間後、幼い頃登った懐かしい赤城山にやってきました。かつて利根川の土手から眺めたあの美しい赤城山の姿はきょうも変わらない愛嬌をふりまいています。先ずは麓にある三夜沢の赤城神社に立ち寄りこれからの行く末をお祈りした後、静寂の小沼、麗しい覚満淵を経て賑わいを見せる大沼へと足をはこびました。そして、湖畔にたたずむ大洞赤城神社まで沢山の写真をSDメモリーに収め、清々しい気分のなか帰途につきました。ここには、ファインダーに写った赤城山の素晴らしい景色を紹介します。
赤城神社

三夜沢の赤城神社

 崇神天皇時代に創建された延喜式内の古刹で全国に400近い末社を持つ本社です。東国を開拓した神々、農耕を司る山の神霊を尊祟する自然信仰の対象として赤城山を祭ったのが始まりで、境内には樹齢1000年を超える3本の「俵杉」をはじめ多くの樹木が鬱蒼と茂り、静謐な雰囲気を醸していました。
   鳥居               鳥居に続く参道
 

  手水所の池              本殿の裏にある石塔
 

拝殿前の石段にお犬様が・・・            拝殿                
 

境内にはきれいで美味しい名水を汲む人たちも

拝殿前の境内

「俵杉」と本殿・・・この杉は県指定天然記念物

いかにも古刹という本殿
 

大洞赤城神社

 こちらは湖畔にたたずむず朱塗りの美しい神社です。主祭神に赤城大明神を拝し[赤城山と湖の神様]を祭る神社で雄壮な山なみは男性神、湖の美しさは女性神として崇められてきたという。創祀当初は山頂に祀られていたが大同元年(806年)に大沼南の水辺に遷宮されその後、社殿が老朽化して荒廃したため昭和45年になって現在の小鳥ヶ島に移し再建された。

小鳥ヶ島に渡る朱塗りの橋          前方の山は駒ヶ岳        
 

赤城大明神の鳥居

赤城大明神

赤城大明神拝殿

   お水場               赤城大明神本殿
 

大沼

 赤城山の大沼は中央河口丘と外輪山の間にあり周囲約4Kmのカルデラ湖です。そして、火口湖を囲む黒檜山 (1828m)、駒ヶ岳 (1685m)、地蔵岳(1674m)、鈴ヶ岳(1565m)薬師岳(1528m)などを総称して赤城山と呼んでいます。

大沼の景色・・・前方の山は小地蔵岳

広々とした大沼と山並み(出張山)

大沼と地蔵岳(右)

木々の合間に黒檜山の雄姿

小沼
 夏休みの季節、子供さんずれでにぎわう大沼とは対照的に静かで神秘的な湖がこの小沼です。小沼は周囲1Kmたらずという小さな湖で、ゆっくり歩いて一周40分くらいで散策すると季節ごとの自然が満喫できそうです。

静かなたたずまいの小沼と前方の長七郎山

水面がキラキラと光る小沼・・・どなたかにシャッターをお願いしました

光る水面

美しい森林が広がる小沼湖畔

    地蔵岳             雲にけぶる小地蔵岳
 

覚満淵

 覚満淵はミニ尾瀬とも呼ばれる高層湿原で、周回できる遊歩道が整備されていました。季節にはミズゴケ・ツルコケモモの群生するきれいな湿原です。

  覚満淵案内図            遊歩道を歩く・・・
 

覚満淵と前方は鳥居峠方面

覚満淵と小地蔵岳そして、長くつづく遊歩道

前方は駒ケ岳
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