隠岐の島散策
Aug. 23~24 '11
 日本の滝100選の一つ、壇鏡の滝がある島根県隠岐の島を訪問しました。そして、壇鏡の滝以外にも見どころが沢山あり時間の許す範囲でいくつかの名所を散策してきました。隠岐の島と言えば、後醍醐天皇が島流しにあった場所として頭の片隅にはありましたよって、この機会にその歴史にも少し触れて見たいと楽しみにしていました・・・。
   ローソク島  玉若酢命神社  かぶら杉  浄土ヶ浦海岸  隠岐国分寺跡 

壇鏡の滝

 島根県隠岐郡隠岐の島町那久地区にある壇鏡の滝(だんぎょうのたき)は日本の滝100選の一つとしてぜひ訪問したい滝の一つでした。今回、ようやくそのプランを立て隠岐の島にたどり着き、レンタカーに乗って滝駐車場に着きました。 滝周辺は鬱蒼とした木立が覆い、断崖絶壁に落ちる壇鏡の滝はかすかな滝音を伴ってサラサラと落水し、壇鏡神社と合わせて信仰の滝らしい佇まいが印象的でした・・・。

壇鏡の滝・雄滝の正面に来て・・・日本の滝100選の一つで落差50m

壇鏡の滝・雄滝を横から眺める・・・水量は少な目でしょう

ようやく滝水が表現できました・・・ビデオで見る方がはっきりします

壇鏡の滝・雄滝は裏見の滝です・・・岩が雨よけでゆっくり写真撮影ができました
ビデオ撮影   このページの先頭へ

ローソク島

 隠岐の島観光の目玉の一つ、ローソク島です。今日の天候は雨模様よって、あの有名なローソクに火がともる写真はムリということで、ローソク島展望台からこの奇岩を目にすることにしました。ローソク島は尾白鼻の沖合い500mの海上にそびえ立つローソク状の形をした高さ20mの奇岩です、少しでも近で見たいと第二展望台までの遊歩道を歩きその景色を眺めてきました、が帰りの上り840mはきつく、休みやすみの歩行で40分くらいかかってしまいました・・・。

ローソク島展望台・・・大山隠岐国立公園です

ローソク島展望台の案内図

第一展望台から見下ろすローソク島・・・遊覧船も来ていました

第一展望台から左手の海岸線・・・突き出たところが尾白鼻

第一展望台から右手、久見(くみ)、代(しろ) 地区の海岸線

第二展望台に向かう(下る)途中の海岸線・・・上の写真と同じ方向

第二展望台までもう直ぐ・・・15~20分くらいで到着、帰りはきつく私の足で40分かかる

静かな海に立つローソク島・・・今日は夕陽は出ません

ローソク島をズームアップ・・・高さ20mの奇岩

第二展望台から右手の海岸線・・・前方の島は馬背島(うまぜじま)
                     ビデオ撮影  このページの先頭へ

玉若酢命神社

 玉若酢命神社には隋神門をくぐった右側に、八百杉(樹齢2000年、樹高30m、幹回り11m)という大きな杉の木があり国の天然記念物にも指定されています。そして、玉若酢命神社は隠岐国の総社であり、本殿の造営は隠岐にある神社の中でも最古のものという。屋根は茅葺き、千木、堅魚木そして、雀踊 (すずめおどり)とよぶ横木がおかれ、素朴ななかにも威厳のある建造物です。なお、八百比丘尼が植樹されたという八百杉は八百年後に再度訪れることを約束して「八百杉」の名がつけられたと伝えられています。

玉若酢命神社

隋神門の奥に巨大な八百杉

隋神門から拝殿を望む

拝殿と八百杉

八百杉・・・樹齢2000年の神木、幹回り11m、樹高30mという

拝殿・・・奥に本殿が控える

本殿・・・「隠岐造り」といわれる隠岐地方特有の建築形式

       手水舎          旧拝殿(国指定重文)慶応2年の造営
 
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かぶら杉

 かぶら杉は県道316号線を走ると道沿いにある大きな杉の木で、地上すぐ上から6本の幹に分かれた特異な形をしています。隠岐の島の「三大杉」の一つという。

かぶら杉・・・樹齢推定600年、6本の幹に分岐した珍しい杉の木です

アングルを変えて・・・樹高42m、幹回り10.8mの巨木です
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浄土ヶ浦海岸

 浄土ヶ浦海岸は布施地区にある崎山岬の北側に位置し、1Kmに及ぶ海岸線には小さな島々が点在し潮風に耐えた古松が生える景観を呈しています。この浄土ヶ浦海岸は国立公園切手の題材に採り上げられたことで有名になったという、今日は天候の関係か海の色がそれほどの青さではなく、やや色褪せた感じの浄土ヶ浦海岸でした・・・。

浄土ヶ浦海岸・・・国の名勝天然記念物に指定されている

右手の遊歩道を行こうとしたら、崩落の危険で立入禁止でした

砂浜に下りて・・・海の色は思ったより青くない

左手にアングルを変えて・・・この海域は海中公園に指定されている

崎山岬灯台・・・この位置は海面から100m弱の高さです

眼下に浄土ヶ浦海岸の一部が見えます

上の写真の右側にアングルを変えて・・・落ちたら大変です
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隠岐国分寺跡

 隠岐の島といえば後鳥羽上皇や後醍醐天皇が島流しにあった場所として、 私の浅学でも知るところです。この隠岐国分寺は東寺真言宗の寺で、聖武天皇の勅願によって建立された国分寺の一つ、ところが明治の廃仏毀釈によって多くの文化財が喪失されたという。そして、境内には元弘の乱で隠岐に流された後醍醐天皇の行在所(あんざいしょ)址があります。また、国の重要無形民俗文化財に指定されている隠岐国分寺・蓮華会舞も見られるようです。

隠岐国分寺跡・・・参道から山門を見る

山門から境内を見る

奥に後醍醐天皇行在所址を見る

手水舎                 鐘楼
 

石段を上がった先が後醍醐天皇行在所址

隠岐国分寺境内の碑              説明板        
 

 御手植えの松             奥に進んで・・・
 

後醍醐天皇尊像を祀る王城鎮守社

最近火災にあった本堂再建地・・・立派な本堂が再建されることでしょう

宿泊したホテル7階から西郷湾を望む

 フェリー「おき」で西郷港に到着    帰りは高速船「レインボー2」に乗って
 
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