金沢公園の桜
May 8 '13
 横手市内を走っていて、ふと見上げた桜群がこの金沢公園の桜でした。寄ってみることにし、案内板を見てここが、平安時代後期にあった 「後三年の役(合戦)」 と深い関係がある場所と知り、少し驚きました。この金沢公園は横手市内にある桜の名所の一つであるということは頭の中に入っていましたが、寄る予定はなかったのです。桜と同時に歴史にも多少興味があるので少し調べてみると・・・。この金沢公園のある場所は後三年の役の際に「金沢の柵」というのがあった場所と推定されています。山そのものが崖で囲まれ強固な天然の要塞となっており、清原家衡、武衡が陣を張った「金沢の柵」では最も激しい戦いがあったとのこと。そして、後三年の役では俗に八幡太郎義家こと、源義家と一緒に戦った清原清衡(後に藤原を名乗る)方が勝利しました。その後、藤原清衡は岩手県平泉に居を移し、藤原3代の初代として平泉に黄金文化を築き上げたという重い歴史の流れを知ることができたのです。 後年、源義経がこの藤原家に身を寄せるという歴史にも繋がってくるのでしょう・・・。

金沢公園の史跡案内図

天候不順が続いた地域の桜としては、まあまあの咲き具合です

桜群を見上げて・・・桜まつりは終わっているようです

桜以上にこの地の歴史に心がはやりました・・・
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